理系教授の秘密は甘々のはじまり

外濠

「教授,,,」

「真澄」

「真澄,,,さん」

「なんだ?」

荷物を受け取って学会会場を出ると、真澄はタクシーを捕まえて、波実を押し込んだ。

「もう、帰るなら別行動しても,,,」

「なんだと?」

「いえ,,,私行きたいところがありまして」

「奇遇だな、俺もある」

行きたいところが同じとは限らないじゃないかー!

波実の心の突っ込みは言葉にならない。
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