「俺も限界。……キミのそういう意外な一面を見せられるたびに可愛くてどうにかしたくなる」

「どうにかって……!」

顔を上げて声を荒げる。

けれど目が合うと副社長は、苦しそうに顔を歪めた。

「だからそれがだめなんだ。……ムキになるところが可愛くてしかたない」

「……っ!」

声にならず、口をパクパクさせる私を、彼は愛しそうに見つめ、耳元に顔を寄せて囁いた。「そんなキミが愛しい」と。