ジッと立ち尽くした。
いつものワンシーン。


あなたが笑い掛けるのは…。


いつも俺じゃない…やつ。


だから、俺は…。
そいつのことが滅茶苦茶羨ましくて。
滅茶苦茶、大嫌い。


それなのに………。



「凪月、私多賀くんと付き合う事になったの」


姉貴は、そいつに恋をしていて。
しかも両想いで…。


俺の心は穏やかじゃない。



あなたはどうして。
そんな風に笑えるんですか?


勝ち気な影に潜む。
小さな雫を掬いたいのに…。


「ばぁか。百億光年早いっての」


なんて、すぐに一蹴。



どうすれば、この恋は叶うんだろう?


俺は首を傾げて、考え続けた。


でも。


「悩んでんの、凪月らしくないよ?」


そんなこと笑顔で言われたら…。


もう、「待て」なんて出来ないよ。




クール系男子
栗原凪月(くりはらなつき)
×
姉御肌系女子
叶野陽菜(かのうひな)



あなたは冷静に且つ的確に。
俺の心を絡み取って放さない。



「好きなんだけど…」


「ふーん?どこがどんな風にどれだけ?」



言葉では叶いません。



◆◇◆◇
凪月の姉
栗原李弥(くりはらりみ)
李弥の彼氏
多賀紘汰(たがこうた)


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