バイバイ☆ダーリン 恋心編  番外編完結しました
今日は桜子と買い物デートだ。

花音のことを浮かれていると思っていた悠輝なのだが、そんなことを言う自分自身も、ウキウキしまくりじゃあないかとちょっとだけ反省している。

だけれども、桜子と過ごす時間はとても癒されて楽しいから、ウキウキしまくりなのも許して欲しい。

気遣いが出来て、賢くて、優しくて、心の大きな女性である彼女とこの先の未来を考えるのは、至極当然のことだと思っている悠輝は、桜子と真剣交際中なのだ…、以前の嵯峨野父とは違ってね。

そう言えばと悠輝は、桜子に花音のことを相談してみようと思い立った。

最近の花音の様子を事細かに話して、如何なものかと桜子に尋ねると、

「それは恋よ」

などと言われてしまったのだが、理人にだって恋していたじゃないかと反論するも、ものの見事にやり込められてしまう。

理人へのあれと、今回のこれとは違うらしい。

要するに、恋なのだけれども憧れに近い思いと、恋い焦がれて胸を焦がす想い程の違いがあると言うのだ。

まあ、花音はずっと理人への思いは恋だと思っていたようだが、きっと今なら分かるはず。

何となくややこしくなってきたので、悠輝は、ハイハイ分かりましたと白旗を揚げて、まあそれも良いかと、今から既に桜子の尻に敷かれるのだった。



※想い思いといっぱいのおもい、スミマセン。
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