花音の生活は、あの出来事があってもそうそう変わることはなく、大学に行って夕方は部活で部員のために働き、帰宅すると家族と楽しく食事をする。

それから、風呂に浸かり一日の疲れをとり、寝るまでは勉学に励むと言う日々を送っているが、変わらず同じような毎日を過ごすことが出来るのが、どれだけ幸せなことなのか、花音はもう知っている。

理人との未来は泡と消えたけれども、きっとこれから、一生を共にする相手と出会うこともあるだろうと希望は捨てていない。

ここからの未来に何が起こるのか気にはなるが、楽しみにもしている自分に驚きもしているのだ。

そして出来得れば、皆が幸せな未来を生きていけるようにと願うばかりだ。