遠藤紫音の父が経営しているこのカフェのアルバイトは、女性7割男性3割となっている。

少ない男性アルバイト達はわりと整った顔立ちが多く、オーナーのイケメン具合も相まって、カフェに来店する客は圧倒的に女性が多い。

その中でもダントツの人気を誇るのが、国府宮昴なのだ。

彼がシフトに入っている木曜日は、どうやらウイークデーの他の日よりも、客の入りがいいらしい。

オーナーからは、是非とも長期間の契約をと望まれているようだが、花音と一緒にいたくてアルバイトを決めたのに、結局、アルバイト中は彼女と会話をする暇もない。

一方の花音は楽しそうに働いていて、バイト仲間の友達が出来たようだが、昴は複雑な気持ちで女性客の相手をすることになる。