この日、朝から学校は俺や谷村が山野さんにアタックしているという話で持ち切りになっていた。

俺も谷村も隠す気はないし、堂々と山野さんにアタックしている。
今のところ、どちらにも芳しくない状況だ。
俺でも谷村でも山野さんを誘うも断られ、強気で強引に行っても逃げられている。

いままで、どちらかというと自分から行くタイプでは無かった。
そんな俺が、好きだと思ったのは見た目はるクールで大人っぽく落ち着いているのに、可愛いものが大好きなそのギャップを見つけたことがきっかけだった。

春休み、自宅近くの駅ビルにフラっと立ち寄った時。
偶然見かけた山野さん。
彼女は学年の中でクールビューティと噂される、見た目の大人っぽく綺麗なタイプの女子だった。
騒がないタイプの女子と仲が良く大人しめのイメージ。

そんな彼女が今いるのは、可愛らしい雑貨店。
そこで、可愛い文房具をそれは楽しそうに眺めて手に取りレジへと向かっていく姿だった。

普段はシンプルで落ち着いたものに囲まれている、学校の姿とは反対の可愛らしいものを嬉しそうに買っていくそのギャップにやられた。

俺は、そんな彼女の素顔をもっと知りたい。
そう思ったからこそ、高校最後の今年同じクラスになれた事をチャンスと捉えてアタックし始めたのだった。

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