高橋洋人。成績は右肩下がり、運動×。女顔だとからかわれ、いじめられた経験あり。
 北原和樹。学年トップの頭脳派だが、運動神経はイマイチ。気が弱い。
 平野貴嗣。よくあるモテ要素(頭がいい、運動ができる、そしてイケメン)を兼ね備えているが、性格はやや問題あり。
 小林璃奈。可愛い顔して、それに似合わない言葉使い。女同士でつるむのが大嫌いな、今時珍しい女の子。
 そして俺、山本竜也。成績は普通、運動神経も普通、顔は自分で言うのもあれだが普通。何もかも平凡だ。

 俺たちは、いつも一緒に高校生活を送っていた。このまま、こんな毎日がずっと、いつまでも続いていくように思っていた。しかし、あることをきっかけに疎遠になってしまい、高校を卒業しても誰一人として連絡先さえ知らないような関係になってしまった。

「あの頃は、よかったなぁ」
 そう思い返しても、今更どうすることもできない。あの日、あの時、もし違う行動をしていたら、俺は、俺たちは一体どうなっていたんだろうか。どうしようもないけれど、でもなにか満たされない気持ちを抱えたまま社会人になり、時が過ぎていっていたある日、懐かしい人物が目の前に現れた。そこから、また五人の運命が繋がっていく。

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