処刑バッヂ
感謝
あたしたち2人は図書室を出て階段を下りた。


痛む足首に体重がかかり、痛みで冷や汗が流れ始める。


あたしはそれに気が付かないフリをして足を前へと進めた。


真奈ちゃんに直接話を聞けば、こんな妙な世界から出る事ができるハズだ。


捕まえる側の仲間を助けることだってできる。


足の痛みくらいでモタモタしている暇はなかった。


「大丈夫か?」


涼希が時々振り向いて声をかけてくれる。


あたしはその度に大きく頷いて「大丈夫だよ」と、返事をした。
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