処刑バッヂ
校門が見えてきた所であたしはひと影を見つけてそう言った。


街灯の下に照らし出された人影は、清水梨央(シミズ リオ)だった。


梨央もこちらへ気が付いて手を振りながら近づいて来た。


「梨央もトオルに呼ばれたの?」


「もちろん。2人もでしょ?」


梨央の言葉に涼希は頷いた。


「でも良かったの? せっかく2人きりで過ごしてたんでしょ?」


3人で歩きながら、梨央がそう聞いて来た。


「トオルが1人で寂しく、夜の学校で待ってると思ったら行ってあげなきゃいけないでしょ」


ちょっと大げさにそう言うと、梨央は声を上げて笑った。


「そうだよね。みんなにラインしても誰も来てくれないなんてことになったら、ショックで自殺しちゃうかも」


軽口を叩きながら校門を入って行くと、他にも見慣れたメンバーが集まってきていた。
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