我妻(わがつま)都は、地味でもてたことのない三十代中盤女性。大学時代は教育学部で、後輩妹尾をかわいがっていたが、彼とはいまや音信不通だ。

彼女は会社では幾人もの部下を束ねるキャリアウーマンだが、このたび婚活に臨むことになった。

お相手は、一流大学の法学部を卒業して弁護士になったというエリートの真壁。

都の婚活の行方は……?そして、突然現れた妹尾の言い放った悲しい言葉とは……?

梅雨時の夏至に訪れた、すこし悲しい、けれど読後感はほのぼのとしたおとなの物語。

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*我妻都(わがつま・みやこ)
35歳のキャリアウーマン。国立大学教育学部卒業後、教員採用試験を受けることはなかった。教材の開発と作問に興味があったため、教育学の素養を活かして大手教材開発会社に入社し、順調に昇進を果たしてきた。だが、生徒の心のケアにも関心があり、心理学の授業を受講してピアヘルパーの資格を取得した。個人的に教育心理学の勉強を続けている。
地味で真面目な堅物女性。モテたことは一度もなく、合コンも未経験。
婚活を始めたばかり。夏至の雨の日が、お相手真壁湊との最初の出会いだが……?

*真壁湊(まかべ・みなと)
33歳の弁護士。一流大学法学部卒業後、ロースクールへ。首席卒業後、そのひきで大手弁護士事務所に勤める。好きな女性のタイプは家庭的で癒し系。ふんわりしたファッションが似合う女性が好き。

*妹尾つかさ(せのお・つかさ)
31歳の中学校社会科教師。都の後輩で、優秀だったがなかなか採用試験に合格しなかった。毒舌だが、基本的に明るく元気で嫌みがないので、みんなに好かれていた。妻は大学の同期。結婚と採用試験合格が重なって、二重の祝賀会を開いてもらった。

だが、最近では仲のよかった都とも音信不通。都はひそかに心配していたが……?

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