目も合わなければ話し掛けられることもない。


秋貴の瞳にはいつも違うクラスの女の子が映っている。


黒髪で眼鏡をかけていて、スカート丈だって長くて純粋そうな女の子。


私も前はそうだった。


私もそっちの人間だった。


地味だけど、秋貴とトップ争いをして好きを言い合って。


それなりに、ううん。


この上ないくらいに楽しくて幸せだった。


その幸せを私は捨ててしまった。


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