ポンポン
うん?
誰かに肩叩かれた?
後ろを振り向くと涼介がいた。
「翔、お前そんなに思い詰めるなよ
奏ちゃんはきっと目を覚ますよ。
お前がまずしっかりしないといけないんだから。
奏ちゃんが大好きなのは分かるけどさ。」
「俺は奏ちゃんのために何も出来なくて、
ダメな主治医なんだなっておも....
「そんなことないからな?
お前はいつも患者のことを一生懸命考えてるじゃん
奏ちゃんが起きたらお前の気持ち伝えてあげな。
今は奏ちゃんが起きるのを待つしかないよ
でも、絶対起きるから
あんまり思い詰めるなよ。
話ならなんでも聞くからさ」
「おう、ありがとな。
お前のおかげで少し元気出たわ」
プルプルる
「はい、小林です。」
「奏ちゃんが目を覚ましたんですが.....
とにかく早く来てください。」
どうしたんだろう?
とりま、奏ちゃんの病室に急いだ。