あれから1週間後












「先生、奏ちゃん起きました。」









「あぁ、すぐ行く」












「涼介、奏が起きた。






行くぞ」







「あぁ、これから大変になるな」











「あぁ、だから頼むぞ」







ガラガラ











「奏、起きた?






良かった。






そーう、お話しない?」







「......」






奏が喋ってくれない






まぁ、予想してたことだからそんなに






驚きはしないけど、やっぱりショックだな







「そー、こっち向いて





そー、こっち見て!」







「....」








「奏ちゃん、翔が話したいって」








涼介が聞いてくれたのに、





奏は反応を示さない








「そー、こっち見て






話しよ、ね?」







「.....て」









「そー...」








今回の1件で心閉ざしちゃったかな










「出てって....





酸素マスクもいらないし...






治療だってしない





私はいつも必要とされてない






愛されてない





だから...はぁはぁはぁはぁケホケホ」






「そー、そんなこと....」







奏がそんなことを思っているなんて思ってもいなかった





「翔....





はぁ、とりあえず呼吸整えよう」






パシッ







奏が涼介の手を払った






「はぁはぁ出てって、





あんたらの顔なんて見たくない」







「そー....」






ゴメンな、こんな俺で




「ごめん、奏




ゴメンな、こんな俺でグスッ





こんな俺でグスッ」






「翔...」






俺はその場で崩れ落ちた