"鬼"上司と仮想現実の恋
「おはようございます!!」

私は元気よく挨拶して席に着く。

営業初日の今日は、早く来てはみたものの、やる事がない。

困っていると、

「瀬名、会議室へ来い。」

と部長に呼ばれた。

慌てて会議室について行くと、

「瀬名は商品知識は既にどの営業よりも
持ってる。
後はそれをどう売るかだ。
とりあえず、今日は俺と2件営業に出る。
10時に出るから、それまでに2件の会社概要を
頭に叩き込んでおけ。」

と、会社案内のパンフレットを渡される。

「会社の情報はこれだけじゃない。
ネットに出ているものも含めて、どんな情報
でもすぐに引き出せるように覚えておくんだ。
できるな?」

「はい。
でも、あの、私の指導係って…」

「俺だ。
最初にそう言っただろ?」
< 48 / 407 >

この作品をシェア

pagetop