不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
【第三章 バーンベルグ家の呪い】
王城への移動が二日後に迫っている。
バーンベルグ城内の慌ただしさは極限に近くなってきた。
王城へ入ったあと、魔法闘技までは国王主催の催しが目白押しで、舞踏会に茶会、晩餐会に貴族間の交流など様々な予定が組まれている。
毎回違う衣装を纏うことは家の勢力誇示にもなるから、まゆこの装備――ドレスに宝石その他扇などの持ち物は、大量に用意されて運び入れることになる。
ジリアンの用意もそれなりに多いとはいえ、世界が違っても、女性の準備は男性の何倍にもなる。もっとも、忙しいのはまゆこ以外の者なのだが。
バーンベルグ城内の慌ただしさは極限に近くなってきた。
王城へ入ったあと、魔法闘技までは国王主催の催しが目白押しで、舞踏会に茶会、晩餐会に貴族間の交流など様々な予定が組まれている。
毎回違う衣装を纏うことは家の勢力誇示にもなるから、まゆこの装備――ドレスに宝石その他扇などの持ち物は、大量に用意されて運び入れることになる。
ジリアンの用意もそれなりに多いとはいえ、世界が違っても、女性の準備は男性の何倍にもなる。もっとも、忙しいのはまゆこ以外の者なのだが。