光と闇が、まだ争いを繰り広げていた頃

両者の血を引く娘ルイゼは、奴隷に身を落とし、
奴隷商である主人により、道具として使役されていた。

彼のためであれば、何でもした。

盗みも殺しも、躊躇うことはなかった。

ある時ルイゼは主人から、
光の王子の暗殺を命じられる。

王子を落馬させたとき、手違いで激しく激突してしまったことから、
二人の分身である精霊同士が融合してしまうという事故が起きてしまう。

本来、精霊は婚姻を結んだ男女が聖所で絆を結ぶものであるのだが、
突然奴隷と結ばれてしまった王子に、光の一族は動揺する。

そもそも、彼は王子ではなく、影武者のアドリアンという男であった。

光の王子亡き後、王子本人のふりをしていたというアドリアン。

王室は奴隷と結ばれたアドリアンではなく、
新しい影武者をさがそうと動き出す。

一方、イルゼとアドリアンは、
聖所に赴き“離婚”をしようとするのだが、失敗。

刺客を放つ光の王室から姿を隠す最中、
主人の友人だという青年ジルや、
世界の仕組みを覆そうとする結社との出会いにより、
光と闇に分かたれた世界の真実を目の当たりにする。

光と闇をめぐる運命が今、動き出す。

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