隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
偽りの婚約者、、?


*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

翌日、会社に行くと予想通りの反応だった。

ロッカーの荷物はなくなっており、作成していた書類は全て破かれていた。


昨日は制服のまま帰った為、受付の制服は無事で自分の手元にあるが昨日着てきた私服は姿を消していた。

無言でロッカーの前で立ち尽くしていると、更衣室に次々と人が入ってくる。





そして私のロッカーをみた女子達の反応は様々だ。

クスクスと笑う者もいれば、冷めた目で眺める者、哀れんだ表情をする者。

そんな視線から逃げるように、ぐっと唇を噛んで更衣室を出た。






こうなることは分かっていた。


分かっていたが、いざこうなってみると自分が思っていたよりもダメージが大きい。

< 236 / 330 >

この作品をシェア

pagetop