君はアイドル


「いいグループだね。
ファンが沢山いるの分かるもん。
あの子はカリスマ性があるし、凛くんは気が使えて空気作りがうまいし、基くんは周りを冷静に見れてて、凄いなって思う。
私はファンとは違うけど、応援してる。」


少し驚いた顔をしながら、フハッと笑う凛くん。


「……なるほどね。
あいつが気にいるの分かるかもな。
ありがとう、青ちゃん。」


そう言ってタクシーを降りて行った。


私はなんだかクタクタで、タクシーの中で眠りにつきながら帰ったのだった。


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