滅びゆく世界を夢見て俺は
もし明日世界が滅びるなら今日何食べる?
むかーし、むかし。あるところにおじいさんとおばあさんがいました。

と、言うのがよくある昔話の出だしではあるが、昔も今もどこにだってジジイもババアもいるじゃねーかとヒネクレてる俺はつらつらと思っていたものだった。

だが事情が変わった。

今、ここら辺におじいさんもおばあさんもいなくなりました。

なぜなら

しばらく前から人類は滅亡の危機に瀕していて、弱者である障害者や老人や乳児等は既に淘汰されてしまっているからだ。

やれやれだ。

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