禁断の恋だって分かっていても好き。
お別れの初恋
「ずっと前から好きでした。
付き合ってほしい。」



一年前に、私に初彼氏ができた。



私の彼氏は、運動ができるわけでも、勉強が、できるわけでもない。
ずば抜けて高い能力がある訳でもない、ただの平凡な男子。



でも、何故かその時の告白の惹かれて付き合うことになった。
よく知りもしない相手だったけど、一緒にいることは苦じゃなかった。



初デートは、映画館。
2人でポップコーンを、はんぶんこして食べた。



放課後に、ショピングセンターに行ったり、プリクラを撮ったりもした。



休日に、少し遠出をしてオシャレなレストランでパスタを笑いながら食べたこともあった。



キスだってしたし、それ以上のことも何回かやった。



そして、今日でその彼氏とはお別れしようと、学校から近いファミレスで待ち合わせ。



待ち合わせの10分前にファミレスに着いた私は、先に席に案内をしてもらってドリンクバーを頼んだ。
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