モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。

ストレートな愛情表現



「………」

「おはよー、莉世」


なんで…あんたが、ここに座ってんの?


低血圧の朝。

眠い私。


追い打ちをかけるかのように、イライラさせるチャラ男、蒼井。


「蒼井の席は、そっちでしょ?
なんで私の席に座ってるわけ?」


昨日の、キスされた怒りがまたふつふつと込み上げてくる。


所詮はチャラ男、気質もチャラ男。


「そんな怖い顔で見つめないで?
せっかく可愛い顔してんだから」


「誰のせいだと思ってるの?
てか、見つめてない」


「え、熱い視線、感じたけど?」


熱いどころか、凍りつきそうな視線送ってるんですけどね。


首を傾げて、不思議そうにしてるけど……

確信犯でしょ、絶対!!!

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