御曹司は恋の音色にとらわれる
花火大会
それから数日、気持ちは盛り上がりっぱなし。

部屋で1人でいても、考えるのは五十嵐さんの事。

どうしよう、好きになっちゃったんだよね・・・

元々告白されてたんだし、
このまま私が気持ちを伝えれば喜んでくれるはず。

でも、何か恥ずかしい・・・

少女のように、五十嵐さんの事を考え、テンションが上がる。

そんな事をしていると、

《花火行きませんか》

とメールが入ってきた。

メールを見て、すごく嬉しく感じる自分を自覚し、
恋の効果ってすごいと思う。

《仕事終わりなら可能です》

その後、待ち合わせ場所や時刻の確認のやり取りをする。

花火大海で告白しちゃおうか、
クッションに顔をうずめ、1人でにやにやしていた。
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