チャラめ男子と鈍感女子
いつも通りの彼


「だけど慎也があんな風に怒ったの、見た事なかったなぁ...しかも女の子に!」


「あはは~、もう良いじゃん?その話は」



あの日、たまたまあの場面を目撃していた愛梨ちゃんに、今と同じことを何回も言われた。


まぁ中等部の頃から仲良くしてるから、あの時の俺を見て驚くのも無理ないだろうけど。



「しかし、悪いことしてたから怒るなんて…慎也ってそんなに正義感強かったっけぇ?」



まだ朝だというのに、愛梨ちゃんはお菓子をパクパク食べながら聞いてくる。


そんな愛梨ちゃんに何も答えず、俺は苦笑いを返した。



「もしかして...好き、なの?その引っ張られた子のこと...」


ん?エミリーのこと?



「好きだよ!そして愛梨ちゃんも好きだよ♪」



真剣な顔してるから、何かと思ったら。


女の子は皆平等に好きだって、よく言ってるのにさ?


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