「やっと来ましたね」

リビングに入ると、志水の他に紫織の護衛につけたジョルジュと百鬼もいた

二人とも呼んだのか、と志水を見ると、額に手をやり、長々とため息をついていた

ん?何か問題でも起きたのか?

疑問に思っていると、志水が立ち上がって、いきなり俺にデコピンをする

「…痛って!何すんだ!?」

「失礼しました。惚けた顔に腹が立ちまして」

涼しい顔をして、ちっとも悪いと思ってないだろ!

「目が冷めましたか?
打ち合わせ始めますよ。適当にその辺、座ってください」

「ここ、俺ん家……」

何とか出てきたセリフは完全に無視された

ジョルジュはククッと肩を震わせながら、コーヒーを配るとソファに腰掛ける
百鬼は全く表情を変えず、隣のソファに座ったままだ

ダイニングテーブルに戻ってモバイルパッドを起動させる志水を見て、俺は盛大にため息を吐き(せめてもの抵抗だ!)、百鬼の向かいのソファに腰を下ろした