゚+.*♡*.+゚


「何なの、君。部外者はウロウロしないでくんないかな」


彼との出会いは最悪なものだった。


私を邪魔者扱いして、まるで私が
視界の中に存在していないかのような振る舞いをする。


......彼は、そんな人だった。





――なのに、いつの日か。


私達の関係は、ある一つの出来事で少しずつ
距離が縮まっていく。


「無理してるでしょ。目の下に隈ができてるよ」


彼が触れた手は、驚くほどに冷たかった。


☆・:*:★:*:・☆


「僕がいなくなっても、君はずっと幸せに――」


「あなたがいない【幸せ】なんて存在しません」


......全く、君って人は。


どれだけ僕の気持ちをかき乱せば
気が済むの――?


゚+.*♡*.+゚


+.***.+


〔登場人物紹介〕


胡桃沢 陽薫 *Hikaru Kurumizawa*

家族とのある事情で家出をした際に
智文に拾われ、居候することになる。
料理が得意で、一緒に同居している皆に
時々ご馳走を振る舞っている。


月谷 智文 *Tomohumi Tukiya*

冗談が大好きな、陽薫の二つ年上の男子。
普段は意地悪な性格だが、
ごく稀に本心を見せることも。
陽薫には言えない、重大な秘密がある。


+.***.+


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※この物語はフィクションで、実際の人物、
団体とは関係ありません。

※この作品では選択肢が存在しますが、
物語の結末には影響されません。


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あらすじ

小さな事がきっかけで家出をすることになった高校二年生の陽薫。
後先考えずに家を飛び出してしまい途方に暮れていた時、たまたま通りかかった【智文】と呼ばれる男子に助けられるが、目が覚めると見知らぬ家にいた。
――そこが陽薫の運命を大きく変える場所だとも知らずに。
最初は軽蔑するような智文の態度に困惑していたが、稀に見せる彼の本性を知る度に彼への想いが膨らんでいく。
甘くも儚い結末に、きっと涙する――。

この作品のキーワード
恋菊  純愛  意地悪  不器用  初恋  告白  再会  胸キュン