「それぞれの夏休みを過ごしたかと思いますが、えー3年生は非常に大切な、えー…」

校長先生の話は長くて退屈

つい欠伸をしてしまう

一番後ろなので周りにいる先生に見つかったら少しだけめんどくさい

少しだけ目線を泳がせる

すると斜め後ろの方で同じように欠伸をしている

三神祐樹…先生がそこにいた

どうやら先生はこっちに気が付かない

(あー…夏休みに戻りたいな…。)

あわよくばあの日のあの瞬間に

あの貝殻と石は綺麗にして部屋の棚の上に大切に飾った

朝起きた時、夜寝る時、部屋にいる時、暇さえあればそれを私は眺めている

あの後の夏休みは紗蘭とは会えなくて家と学校で課題をする日々だった

学校には先生に会うために行ったけど、先生にも会えなかった

(今すごいネガティブかも…。)

何となく…予感がするのだ

人生には良いことの後は悪いことが来るルールがある(と、私は思ってる)

何となく学校も気が乗らないし

紗蘭にはまだ海に行ったことは話せてない

先生ともあの日以来会ってない

少しだけもやもやしながら夏休み明けの始業式を終えた

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