少しだけ緊張しながらドアをノックして入る

「失礼しまーす…。」

中に入るとコーヒーの香りが漂ってきた

赤橙色の西日が部屋に入り込んでいた

相も変わらず先生は外を眺めていた

「おう、来たか。そこに座って。」

ここ数学準備室に来るのはあの日以来だった

あの時と同じように向かい合って座る

少しだけ違うのは最初から二人きりだということ

(ま、今日は何も無いんだけどね…。)

そんなことを思いながら今日返却された数学のノートを思い返す

最後のページに押されたハンコの下に

「今日 放課後 数学準備室まで(修学旅行のこと)」

と書かれていたのに少しだけ驚いていた

(あのページ…誰にも見せられないよ。)

そんなことを思っていると先生が私の向かいに座った

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