きみと1番目の恋
私の隣に置いてあるスケボー板を
指差しながら、また彼は笑っていた。
翼「うん。でも、やっぱり難しいね。
1日で出来るとは思ってなかったけど
思ったより難しくてビックリしちゃった。」
郁人「俺、いつでも教えるよ。」
翼「ははっ。筋肉痛に
ならない程度にお願いしようかな。」
郁人「うん。いつでも言ってよ。」
翼「ありがとう。」
郁人くんから突き返された
封筒をカバンにしまうと
今度は郁人くんが財布の中にある
1枚のチケットを取り出した。
郁人「今週の金曜日の18時から。
予選大会があるんだけどさ
良かったら見に来てくれないかな?
...これが、お礼って事で。」