二人でした検査は、私たちが親になったことを示していた。洋は声を失うくらいに驚き、そうして喜んだ、目を潤ませて喜ぶ洋の姿に、私はこれ以上ない幸せを噛みしめた。
 去年、洋が准教授の職を得たことで、それまで二人の間で封印していた「こども」の話をするようになっていた。実際は、去年の十二月の私の誕生日の日に、初めてこどもを意識して、洋に抱かれた。私の年齢のことを考えて、そうしたいと二人で話し合ってそう決めた。

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