あなたの心の片隅に。

「志保!!!」




遠くからそう呼んで走ってくる優哉さん。



初めて私の名前を呼ぶ声


心配そうに私を抱きしめ


怖くてたまらなかった私の心を埋めてくれた。




私の抵抗も虚しく

お姫様抱っこのまま保健室まで連れてかれた




志「王子様みたい」



優「は?」



志「え?!あ、別に」




あの女の子たちの気持ちも少しわかった気がした。

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