日向はキミのもの。
番外編 つばさはキミのもの













「ふわぁぁ〜っ、合格したぁぁっ!」




たけちゃん即報告だぁい!



私とたけちゃんはあの後しっかりと話し合って元通りになった。



たけちゃんが浮気した理由は私を庇うためだったらしい。


浮気相手の子が一緒に遊んでくれないと
「あんたの彼女さんいじめちゃおっかな」
って言ってきたらしい。



相手の子の彼氏さんが最近構ってくれなくて寂しかったからそれをたけちゃんぶつけてしまったらしい。





勝手な私の勘違いでいろんな人に迷惑をかけ、傷つけてしまった。




心の中でもう一度 ごめん と呟いてたけちゃんに連絡した。




すると直ぐに電話がかかってきた。




「おめでとう!!」



「ありがとう〜っ!たけちゃんはどうだった?」



「俺も合格!」



たけちゃんはあまり勉強が得意じゃないから
私とは違う大学だけど家も近いし心配なんていらない。



しっかりお互いを応援し合うことが約束だから。




「お互い新天地でがんばろうね!」



「おう!!」





そう再び熱い約束を交わして電話を切った。






「たけちゃん好きだよ」




けど、電話は切れてなくて。





「俺も」





「へっ!」



「ちゃんと押さないとダメだよ(笑)」



「う、うそっ!押したのにっ///」




こんなおっちょこちょいなこともたまにはしてしまうけれど、仲良くやってます。





「じゃあね、愛してるよ、つばさ」



「・・・・・・っ・・・不意打ちの呼び捨ては・・・だめっ
ねっ? かーい!」



「ん・・・っ、もっかい言って?」



「も、もう言わない!」



「いいからいいから」



「えーっ、・・・・・・か、海 好きだよ」



「・・・っ・・・・・・」



「そんなに照れないでこっちまで照れるから」


















< 106 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop