日向はキミのもの。















「優希とあまり、仲良くしないほうがいいのかな」



「そんなことはしなくていいと思うよ。

だって仲良くするのは自分の勝手だし。相手に締め付けられるようなことじゃないんじゃないかな。」



「で、でも さっき、つばさちゃんは仲良くしすぎちゃダメだって・・・」



「そーいう意味じゃないのーっ」



「??」



「友達として仲良くするならいいと思うけど、
少しでも恋愛的な意味を持って接してたら、ちょっと危ないかもねっ!っことだよ〜」



「よく分からないけど、なるほどね。」



「日向ちゃんは別に優希くんのこと好きなわけじゃないんでしょ?」



「もちろん!」



「なら、大丈夫だよ!心配ないない!!」








この先 この つばさちゃんの一言を何度思い返しただろうか。






「今度はプリクラとか撮りに行こうね!」



「プリクラ・・・?」



「もしかしてプリクラ知らない???」



「うん。ごめん知らない」



「プリクラっていうのはゲームセンターにある
写真を撮ってデコったりするやつだよ!」



「あっ!あれかな〜、この前 優希と遊びにゲームセンターに行ったんだけど、奥の方にあったような気がする!!」



「おっきな機械だった?」



「うん!そうそう!」



「それそれ!!それ撮りたいな!


日向ちゃんと!」




「わ、私となんかでいいの?」



「日向ちゃんとがいいんだよ〜!!」



「分かった。撮ろう」



「やったー!」






つばさちゃんと優希はどこかが似てて、とても喋りやすような気がする。


顔も違えば性別だって違う。
なのに同じような雰囲気が漂うんだ。






「今日は本当にありがとうね!」



「こちらこそ付き合ってくれてありがとう!!


次はプリクラだよ?必ずね!」



「うん!!


じゃ、また明日」



「ばいばーい!また明日!」



「バイバイ」
















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