perverse
9 初夜
ホテルのバルコニーのソファーで抱きしめあっている私と宙さん

目の前にある港の風景が夕日を差し、私達を見守っている

私の顔は宙さんの胸に埋もれたまま、少し早くなっている心臓の音を聞いていた

どれぐらい時間がたったのだろう?

あれから二人に言葉はなく、穏やかな時間が過ぎているだけ

私が見上げると、瞳を閉じている宙さんと視線が合う

彼は私に微笑みかけ、顔をを寄せる

瞳を閉じている宙さんと視線が合い

唇が触れ合う

最初は軽く啄むように

その後は力強く押し付ける

キスするなんて、何か月振りだろう?久しぶりなので気持がイイ

その後、彼は私の背中を弄っている

『やばい、ノーブラがばれる・・・』

内心ヒヤヒヤしている私

気づかれたかもしれない・・・・

彼はバスローブの裾に手を入れる

彼の手が私の太ももを触れ、手が上がっていく

履いてないなんて・・・・誘ってるようにしか思われないないだろうな

ここで手が止まればいいのに・・・なんて思っていたら

私の思いが通じたのか、彼の手は足の付け根で止まりバスローブから手が出てきた

その後、彼がクスッと肩で笑い、舌が私の口の中に激しく侵入

『絶対バレた』って確信した瞬間だった

私はこのまま抵抗しなかったなら、どうなるのだろう?

・・・なんて考えながら彼を受け入れていた

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