レンタルな関係。


「はじめまして。俺の名前はアヤトっていうんだ。よろしくね二華。」


ニッコリ笑った目の前にいるイケメンは、私の彼氏。


「よろしくね」


訂正すると、期間限定彼氏とでも言うべきか。


いわゆるレンタル彼氏というやつである。


親の離婚、恋人だと思ってた人には遊ばれていただけ。


その相手が自分の高校の教師だとばれ、2週間の謹慎処分。


もはやこれ以上の不幸はないだろうと。


私、小鳥遊二華は完全な好奇心から人生初の【レンタル彼氏】というものを借りてみた。


まぁ、謹慎期間中の暇つぶし。


親にはもう見放されたようなものだし。


リビングに5万だけ置いてあるだけ。


まぁもう17歳だし。


確かにほっといても育つと思われがちだよね。うんうん。


< 1 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop