【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
バースデーはベッドの上で

ひとりで暮らしていた時は日にちが経つのが遅いように感じていた日々も、真澄さんと暮らし始めると一週間はあっという間に過ぎていく。

今日は十二月二十二日の土曜日。

世間はクリスマスを間近に控えて街もきらびやかに着飾っているというのに、今日のわたしは相変わらず冴えない。クリスマス前の土曜日だというのに半日仕事。真澄さんも午後から仕事で、わたしと入れ違いだそうだ。

久しぶりの、おひとりさま出勤。

朝の空気は日に日に冷たくなっていき、毎朝温かい布団から出るのが辛い。毛布にくるまるように寝返りを打つと、真澄さんはまだぐっすり夢の中のようだ。

真澄さんと暮らし始めて一週間。好きだと告白されたけれど、特に何の進展もなし。

『蘭子はゆっくり俺を好きになってくれればいい』と言っていたから、待ってくれているのかもしれないけれど。自分から何をしていいのかわからないわたしは、好きだと気づいても何もできないまま、同じような毎日を過ごしている。

普段ならわたしより先に起きている真澄さんも、今日はゆっくりでいいからと目覚まし時計をセットしていないからか、全く起きる気配がない。

総合病院のお医者さんは忙しそうだし、きっと疲れているのだろう。

そんな彼を起こさないように、そろりとベッドから出る。ふわふわのカーディガンを羽織り、音を立てないようにリビングへと向かった。



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