「……」
 その自信はどこから来るんだ。

 でも一応は私の要望に応えてくれるらしい。寝室ではなく、一緒にご飯を食べようと再び会談を降りてくれた。

 なので彼の首に抱き着いて甘えながら、鼻を人差し指で押してみる。

「画面から出てこないけど、仕事で消えない人です」
「なんだ、ゲームか。問題ないな」

 彼は私のよくしていた恋愛ゲームの対象が全員眼鏡の真面目そうなキャラだと知って、ちょっと優越感に浸っていた。
 自分に似ている相手を選んでるだろ、と得意げに。
 その通りだから悔しいけど、それを知ってるからゲームについては全く何も言ってこない。
 といっても私も、喬一さんとの新婚生活は甘くて、ゲームはただ惰性で日々のログインボーナスのためにしている。

「今週のクリスマスは、大丈夫ですか?」
「ああ。休診日だしな、炭火焼ローストチキンを作りたくて、知り合いの店でチキンを頼んでる」