王様生徒会長と最弱ヒーロー
最弱ヒーローの誕生

目を覚ますと今日も懲りずに
太陽は昇っている。
どんよりとした気分の日も
容赦なく私の事を照らす。

...学校に行きたい!
そう思わなくなったのは
何年前の事だろうか。
だけど、仕方がない。
行きたくないと思っても
行くしかない。

母「葉瑠ちゃん。支度は出来た?」

葉瑠「うん!いってきます!」

お母さんに心配かける訳にはいかない。
だって、私の通う
私立 菊水学園高等学校は
おじいちゃんの口利きで
入学出来たようなものだから。

おじいちゃんと学校長が
古くからの友人で私は
この学校に入学する事が出来た。

だから、言えない。
例えこの学校が王様のための
学校だったとしても......。
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