王様生徒会長と最弱ヒーロー
所詮、蛙の子は蛙だ

教室で私は項垂れていた。

別の事に気を取られて
そう言えば全然勉強してなかった。

最悪だ。...だけど、私には
心強い味方がいる!

ーガラガラ

葉瑠「夏目くん!お願いします!」

生徒会室に入った
私は夏目くんに頭を下げた。

壮吾「いきなり、どうしたの?」

葉瑠「私に...勉強を教えて下さい!」

壮吾「あー、そんなに悲惨だったの?
今回のテスト。」

悲惨なんてものじゃない!最悪なんだ!

私は夏目くんの目の前に
返ってきたばかりのテストを広げる。

壮吾「...え?」

叶斗「俺、こんなにも赤点ばっかりの
答案用紙、初めて見たかも。」
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