あなただけが好きだから




涼の部屋に行くと、もう皆は着いていた。
けれど、そこに蓮の姿はなくて。




もしかしたら、海での事が原因なんじゃないかって。




「蓮来てないんだ」




「あー、なんか体調悪いとか」




「そうなんだ」




少しホッとした。
でも蓮の事だし嘘ついても休みそうだ。




寂しいのに、どこか安心してる自分がいて。



< 151 / 243 >

この作品をシェア

pagetop