雨の降るここでお日様が手を差し伸べる
悲劇

病気 優衣side

あれから数日。




なんか最近微熱が続いてる。
吐くとかはないけど、体がだるい。


だから今日採血して、血液検査するみたい。
ただでさえ針を刺されるのが大嫌いなのに
採血の針って...



もう気分は最悪、




コンコン



「優衣ちゃん、じゃあ少し頑張ろ!」




「叶夢先生...どうしてもしなきゃですか?」





「ちょっと熱が続きすぎてるから念の為!」





「でも、私嫌です...」




「大丈夫、すぐに終わらせるから!ね?」





「・・・・・・」





「よし!じゃあベット動かすよ」





そう言って私のベットを上げ、準備をした。





「優衣ちゃん、じゃあしよか!
あっち向いてね、少しチクッとするよ」





「ッッッイタ...」




少しちらっと見ると、まだ血が抜かれてない





「叶夢先生...早く...」





「大丈夫、深呼吸ね、もう少しだから」




終わったと思う頃には私は半泣き状態。





「優衣ちゃんおつかれ!じゃあ明日くらいには結果出るから、明日まで待ってたね、」




「...はい...」




そう言って、叶夢先生は、病室から出ていった。
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