夜の世界に舞う

桜と奏


桜ちゃんとの一件があっても、
私の日常は変わることなく、淡々と過ぎていくだけ。



悲しみ方なんて忘れたように、
涙の出し方も忘れた。


感情の偽り方なら得意なのに、
感情の出し方も忘れた。


そして、それが普通に思えている今の自分はどこかおかしい。
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