クリスマスイブの夜。
幼なじみの圭太に告白された直後にフラれるという奇異な体験をした芽以(めい)。
「家の都合で、お前とは結婚できなくなった。
だから、お前、俺の弟と結婚しろ」
え?
すみません。
もう一度言ってください。
圭太は今まで待たせた詫びに、自分の弟、逸人(はやと)と結婚しろと言う。
いや、全然待ってなかったんですけど……。
しかも、圭太以上にMr.パーフェクトな逸人は、突然、会社を辞め、パクチー専門店を開いているという。
ま、待ってくださいっ。
私、パクチーも貴方の弟さんも苦手なんですけどーっ。
ひーみちゃんさん、小粋 優心さん、素敵なレビューありがとうございました(⌒∇⌒)
目次
- 残念だが、お前とは結婚できないことになった
- この店はなんの店ですか……?
- 二十四時間、タダ働き
- ある意味、痴情のもつれで流血沙汰
- 『逸人、芽以と結婚してくれ』
- 寿退社で殺される
- ……貴方は何者ですか
- トレンチコート、お好きですか?
- 娘さんをください
- お前の部屋を見せてもらおうか
- ……それはジョークなんですか?
- 開店前の一番の難問
- 何処の莫迦者だろうか、殴りたい
- アイム ノット イングリッシュ!
- 書き初めに新年の野望として書こうと思っていた
- 冬は寒過ぎてお洒落から遠ざかる
- リアル、オレオレ詐欺
- 丸ごと捨ててください
- お客さんと心がひとつになりました
- くノ一にすら、なれない女
- 嫁を例えるのに、もっと良い言葉はないのですか
- 夫ですが、緊張します
- 一緒に寝てみるか
- 遠慮せずにしてくれ
- ついに来ました、ヤツが
- ショック死します
- あなたも動揺してください
- 昨日、大丈夫だったから、もしかして、今日も大丈夫
- お酒はもう結構です
- 圭太の語る真実
- あの人も来ました……
- 貴女、負けず嫌いですね?
- 私に私の気持ちがわからないのに、何故、貴女にわかるのですか?
- 不思議なお客さま
- ある意味、地獄からの招待状
- 親子ってそんなもんですよね
- 突然、反省をし始める人
- 久しぶりに鍵をかけてみました
- それはたぶん、きっと無理
- いつも通りの朝ですよ
- 殺るなら今だが……
- すまん、間をはしょってしまった
- そういえば、いつからそう呼んでいたんだろう
- 外に居るんですか?
- 猫の手か、赤ちゃんか
- 何故、逃げる……芽以
- そりゃ、お前が知らなかっただけだ
- これではまるで盗聴だ……
- これは、パクチーによる暴力だ
- 思い上がってもいいだろうか……
- 見つけると、いいことあるらしいですよ?
- ちょっと正気に返ってきました
- ひとつ、私の願いが叶いました
- そこは否定しろ
- 今、それを言いますか
- いえ、まだ緊張しています
- もっと緊張しています
- 結婚とはイバラの道だ ~パクチーの王様~