同期に恋して 〜ずっと片思い〜
同期って何ですか?
「千夏、お昼行こうか?」
美耶子の言葉に、私も小さく頷いて書類を片付ける。

「今日は社食でいい?少し忙しくて」

私の言葉に、美耶子は笑顔を向けた。

「うん、もちろん」

たまに外に行くこともあるが、うちの会社の社食はおしゃれな雰囲気で、種類も豊富でお値段も安いのでよく利用する。

ほぼ満席のようだが、なんとか席を確保して一息ついた。

「近藤?ここいい?」
その声に、見上げると水田課長と、後輩の男の子が席がないようでトレーを持って立っていた。

「もちろんです。どうぞ」
そう言葉をかけたところに、美耶子も水を持って戻ってきた。

「あっ、課長お疲れ様です」
少し微笑みを浮かべて言った美耶子に、水田課長もにこやかに微笑んだ。

美耶子は私に課長を進めるが、課長は私より美耶子の方がタイプだと思う。
以前課長と噂になっていた人も、クールなタイプの人だったしね……。

というか、その後その人とはどうなったんだろう?
彼女がいるのかもしれないじゃない。

目の前に楽しそうに話す二人を見ながら、黙々と私はサバの味噌煮を口に運んでいた。


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