君は、雪の結晶のように綺麗で

とても冷たく、儚かった。

。❅°.。゜.❆。・。❅。

『手、繋いでもいい?』


「え、お、おう。」




君が雪と散るまで、あと三ヶ月。




『3ヶ月だけでいいの。3ヶ月だけ、私と付き合って。』



「は?お願いにしては随分と上から目線だな」


『これは “お願い” じゃなくて、“命令” よ。』




3ヶ月経ったら全部、全部。

忘れていいから。


だから、それまで……。



訳あり少女


小枝 沙知(こずえ さち)



×


平凡男子


佐渡 裕也(さわたり ゆうや)






「なんで、ずっと黙ってたんだよ!!」

『だって、言えるわけないじゃない!!!!』



「なぁ……好きだよ。ずっと、俺のそばにいてよ。」


『無理だって。3ヶ月後には、なくなるんだから。』





『バイバイ。』





涙を呑んで、笑って手を振った。


君に幸せが訪れますように。

心の中で、全力で祈っていた。


さよなら、愛してた人。




手が冷たい人は、心が温かい。

私は最後まで、温かく居られただろうか。

『___、___________。』


。❅°.。゜.❆。・。❅。





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あらすじ

「一軍が嫌いなんだ。」
過去がきっかけで軽度の人間不信になってしまった主人公、佐渡 裕也は一軍が特に嫌いになった。

『ねぇ、3ヶ月だけ私と付き合ってよ。』
それなのに、一軍女子、小枝 沙知に賭けで負けて付き合うことになる。

「なぁ、好きだ。」
やっと過去を乗り越えて距離を縮めたと思った裕也。
だけど、沙知には大きな秘密があった。

『ごめんね。全部忘れて?』

《溶けない雪を、君にあげる。》

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