幸せだった。


優しい父と、優しい母。


喧嘩しながらも、兄みたいな存在の護衛。


何も知らず、


何にも手を染めず、


ずっと、生きてくはずだった。


そう、


―……あの日、母国が焦土と化すまでは。



***

李寵妃恋譚と同じシリーズになります。
時代で言うのなら、序章の物語です。
よろしくお願いします。


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