しあわせ食堂の異世界ご飯3
カレーを無駄にしてしまうのはもったいないので、食べてくれるというのであれば大歓迎だ。
「味わってみてください」
「ああ、ありがとう!」
 お題は不要ですからと告げて、食べたいという勇敢なお客さんたちの前にカレーを置いてアリアは厨房へ戻った。

 それからしばらく、店内が死屍累々だったのはまあ――仕方がなかったのだろう。
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