森の妖精と団長さん
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「ん〜!今日も良い天気!!」



空を見上げれば、ゆらゆらと揺れる木々の隙間から眩しい太陽の光がさす。


森の綺麗な空気を体いっぱいに吸い込んで、今日もまた1日が始まる。




ずっとここには1人で住んでいる。


両親は私が3歳の時に亡くなったらしい。
そう誰かに聞かされた声だけがうっすら頭の中に残っていた。

『お父様とお母様は…もうーーー』




その事実だけで、あとは何も覚えていないし、知らない。


物心ついた頃には、すでにこの小屋の中にいて自然と生活していた。

小屋には必要最低限のものが揃っており、まだ幼かった私もなんとか本能で生きていくことができた。


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