【番外編 優香Side】



ーー物心ついた時から、翔のことが好きだった。

カッコ良くて、頭も良くて、優しくて、だけど男らしい。

自慢の幼馴染みだった。
だけど、幼馴染みというポジションにい続けたい訳じゃなかった。

今の関係を壊したくないから、なんて臆病なことを言うつもりもなかった。だから何回も告白した。

初めて告白したのは、小学生の時。
校舎裏で告白して、フラれた。
中学生の時は、三回告白した。
やっぱりフラれた。
高校は四回。
段々と翔が困ってきているのは気付いていた。
だけど、諦められなかった。

社会人になってからも、告白は続けた。
一度もオーケーの返事なんてもらえたことはなかったけれど。

諦められなかったのには、理由がある。
翔が優しかったからとか、単純に私の諦めが悪いとか、そういうのもあるけれど……一番の理由は、翔の側に女の影がなかったからだ。

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政略結婚  溺愛  御曹司  独占欲  見合い  初恋  プロポーズ