絶対にバレてはいけません

運命の日



涼くんとデートをしてから数週間がたった。

今日の検診の後子宮口が3センチくらいあいていたので念のため入院することになった。


週数も36週を過ぎようとしていて、入院も数日後にする予定だったので少し早まっただけだった。

色々手続きを済ませて一人部屋の病室に落ち着くと

「はぁ‥。ついにきたかぁ。」

と日に日に大きくなるお腹を見つめる私のもとに病院の扉をコンコンとノックする音がする。


はい、と返事をすると

私のお母さんだった。


「梨々香体調どうかな?

いるもの色々持ってきたわよ。」

と私の着替えなど持ってきてくれた。

「ありがとう。
お母さん。」

と笑顔をみせたがベッドに座る私に抱きついた。



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